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新生活でさらに節約!引っ越しを機に電気料金を見直そう!
新しい生活が始まる季節。「引っ越し」は電気料金を見直す最大のチャンスです。この際、使ってない家電を処分して、本当に必要なものを見極めたり、引っ越し先のお部屋の広さと契約アンペア数を見直したり、お得なプランに乗り換えれば節電対策もバッチリ!
- 引っ越しが決まったら移転先の「電源周波数」をチェック!
- 東日本と西日本で「電源周波数」が違うってホント?
- エリアが変わると使えなくなる家電があるってホント?
- 引っ越し先で使える・使えないかもしれない電化製品リスト
- インバーター家電やヘルツフリー家電にも注目!
- おうちの広さとアンペア数を知っておこう!
- 新しい住まいに最適な契約アンペア数って?
- アンペア数をチェックするには?
- 引っ越したら「電気代が上がった!」を防ぐ方法って?
- 引っ越したら電気代が増えた!という5つの原因
- 引っ越し先で電気代が上がるのを避ける方法って?
- 引っ越しシーズンに最適なオトクなキャンペーンを紹介!
- まとめ
引っ越しが決まったら移転先の「電源周波数」をチェック!
東日本と西日本で「電源周波数」が違うってホント?
電源周波数とは、電力会社から家庭に供給される交流電力の1秒間の波の数(変化の回数)で単位はヘルツ(Hz)で表されます。発電機にとって効率のいいのが50ヘルツや60ヘルツといわれており、1秒間に50回波が起こった場合は50ヘルツ、60回起これば60ヘルツとなります。この電源周波数は東日本で50ヘルツ、西日本で60ヘルツとまったく違うのです。(※一部混在地域も存在)
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なぜ東日本が50ヘルツ、西日本が60ヘルツという2つの異なる周波数になったかというと、明治期に東と西で異なる国から発電機を購入したのがきっかけでした。今まで何度か統一する話も出ましたが、費用の関係やどちらに統一するかでうまくいかず現在でもそのままになっています。1つの国で2つの電源周波数が存在するのは世界を見ても珍しいケースといえます。
50ヘルツと60ヘルツの境界線は新潟県の糸魚川(いといがわ)市と静岡県を流れる富士川(ふじがわ)を結ぶライン上で、そこを境に東側が50ヘルツ、西側が60ヘルツと分かれています。簡易的に50ヘルツと60ヘルツを都道府県別にまとめました。
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なお上記以外に1つの県で50ヘルツと60ヘルツが「混在」している地域があります。
最も有名なのは静岡県富士市で、富士川を境に東側の地域では50ヘルツ、西側の地域では60ヘルツとなっています。そのほかでは新潟県の佐渡市・妙高市の一部・糸魚川市の一部に60ヘルツの地域があります。また長野県の一部の50ヘルツの地域は下記のホームページから確認できます。
エリアが変わると使えなくなる家電があるってホント?
もし今と異なる周波数の地域への引っ越しが決まった場合は、お手持ちの家電の電源周波数を確認しましょう。50もしくは60ヘルツ「単独」だと、お互いに電源周波数が違う地域では使うことができません。知らずに使うと正常に作動しなかったり、火災や故障の原因になることがあるので注意が必要です。なお「50/60Hz」と併記されていれば、全国どこでも問題なく使えます。
引っ越し先で使える・使えないかもしれない電化製品リスト
代表的な家電を例に、引っ越し先でも使える可能性についての早見表を作りましたので、参考にしてみてください。

最近では50または60ヘルツ両方の地域で使える「50/60Hz」の電化製品が増えました。上から一段目の「そのままでも使えるもの」はほんの一例ですが、ご自宅の家電を今一度確かめて、両方の地域で使える製品か確認してみてください。
二段目の「使えるが性能が変わる」については、例えば異なる周波数のもと、冷蔵庫や洗濯機など大型の家電を使い続けると、モーターの回転数が変わって性能が低下したりする場合があるようです。加湿器や扇風機など季節性のある家電や毎日数分間しか使わないドライヤーなど出番が限られる家電は、周波数が違ってもそこまで問題がないかもしれませんが、異常を感じたらすぐに使用を中止するなど、家電が原因の火災事故などに十分気をつけましょう。
三段目の「使えない可能性があるもの」としては、電子レンジや衣類乾燥機などが挙げられます。特に電子レンジは安価で旧式なものほど50または60のどちらかの周波数が多く、また購入時もワット数に注目しがちなので、異なる地域で使えない可能性が高い家電といえます。
インバーター家電やヘルツフリー家電にも注目!
最近では「インバーター」搭載の家電や50または60ヘルツでも使える「ヘルツフリー家電」が増えていて、価格も比較的手に入りやすくなっているようです。インバーター家電は、電圧や周波数を家電に内蔵されたインバータが調整することから、東西の地域を選ばず使えるので便利です。引っ越し先が決まって今使っている家電の周波数が違う場合は、思い切ってこうしたヘルツフリー家電に買い替えると、省エネにもつながっていいかもしれませんね。
おうちの広さとアンペア数を知っておこう!
新しい住まいに最適な契約アンペア数って?
引っ越しが決まったら、引っ越し先の物件の広さとアンペア数も確認しておきましょう。アンペア(単位=A)とは、1秒間に流れる電流の量で、契約しているアンペア数によって「同時に使える電気の合計量」が決まってきます。契約アンペア数が大きいほど、一度に使える電気の量も増えますが、その分、電気料金にも影響するので「新居で電気代が上がった!」ということがないように、あらかじめシミュレーションしておくことが肝心です。
新しいおうちの広さと部屋数、居住人数、また家電それぞれの消費電力や一度にどのくらい電気を使うかによって、契約アンペア数を決めましょう。下記の表は一般的な世帯人数によるアンペア数の目安です。

これを見ると1人と2人はさほど変わりがありませんが、3人、4人と居住人数が増えるごとに10アンペアずつ上がっています。これらはあくまでも目安ですが、家族全員の電気の使用量も見直したり、引っ越し前に住んでいた家の契約アンペア数も参考にするといいでしょう。
アンペア数をチェックするには?
引っ越し先の物件のアンペア数を確認するには「分電盤」に表示された数字やアンペア数ごとに色分けしている表示を見ます。前の住まいでは「電気の使用量明細」を確認しましょう。どれだけのアンペア数の電気を使っているかは、電力会社のホームページからシミュレーションができます。「同時に使う家電」を想定しながら、新しい家に必要なアンペア数を導き出しましょう。
引っ越したら「電気代が上がった!」を防ぐ方法って?
引っ越したら電気代が増えた!という5つの原因
引っ越した時に残念なのは、引っ越し先で電気やガスの料金が以前よりも上がることです。ガスの場合は、都市ガスなのかプロパンガスなのかによっても料金が大きく違ってきます。一方で電気料金が前の家より上がってしまった場合は、次のことが考えられます。
1.引っ越した先が部屋数の多い物件だった
2.子どもや親など同居家族が増えた
3.昼間に家にいる時間が増えた
4.大型の家電が増えた
5.単純に電気の使用量が増えた
引っ越し先で電気代が上がるのを避ける方法って?
まず部屋数が多い物件に引っ越してしまった場合、それぞれの部屋で電気を使っていれば、電気の使用量が多くなるのは当然です。また家族が増えた場合も使用電力は増えていきます。冬場や夏など電力を多く使う時期は冷暖房をする部屋を決めて、そこで家族が一緒に過ごすことも検討しましょう。
コロナ以降は自宅でのリモートワークも増えました。それまでは夜に集中していた電力使用が、ほぼ1日中となると電気の使用量に変化が生じるのも当然でしょう。厳冬期以外はエアコンの設定温度を低めにして、温かい服装で過ごしたり、消費電力の低い暖房器具で足元など「近場」から温めるなどの工夫も必要です。少しずつ電気の使用量を見直して、節電を心がけましょう。
引っ越しシーズンに最適なオトクなキャンペーンを紹介!
「引っ越し先で電気代が上がった!」を避ける一番手っ取り早い方法は引っ越しを機に「電気料金プランを見直すこと」です。今、契約中のプランが大手電力会社の場合は、引っ越すエリアにかかわらず契約できて、地域の大手電力会社よりも基本料金が安いQ.ENESTでんき(Qエネスでんき)の「エコHomeプラン」をおすすめします。3月31日までのお引越しキャンペーンも展開中です。
まとめ
いかがでしたか? 東日本と西日本で電源周波数が違うということはなんとなく聞いたことがあっても、新潟県や長野県、静岡県の一部で50または60ヘルツの「混在地域」があることは意外に知らなかったという方もいるかもしれません。あなたの引っ越し先はどうでしょう? 引っ越しは電気料金を見直すチャンスでもあるので、しっかりと対策を講じて、節電・節約にチェレンジしてみてください。